2026.07.24 NEWS

盛心塾新潟 令和8年度 7月自主例会報告

演題:『破綻 ― 忘るべからず ―』
講師:日本航空株式会社 新潟支店長 安田 美智子 様

■講師略歴
2000年に日本航空へ入社。客室乗務員として勤務した後、ZIPAIR Tokyo執行役員などを歴任し、2026年4月より日本航空新潟支店長に就任。

今回の自主例会では、日本航空が経験した歴史的な出来事である1985年の御巣鷹山事故、そして2010年1月19日の経営破綻を題材に、「破綻を決して忘れてはならない」というテーマでご講演いただきました。

安田支店長からは、経営破綻当日の混乱した現場の様子をはじめ、お客様や社会から寄せられた厳しい声、徹底したコスト削減が現場にもたらした影響など、当事者として経験された出来事を率直にお話しいただきました。また、破綻前の組織に存在していた当事者意識の欠如やセクショナリズムなどの課題についても、実体験を交えながら振り返っていただきました。

さらに、再建を担った稲盛和夫氏のリーダーシップのもとで導入されたJALフィロソフィとアメーバ経営が、社員一人ひとりの意識改革にどのような役割を果たしたのかについて詳しくご説明いただきました。当事者意識や利他の心、そしてコスト意識を取り戻すために、フィロソフィ勉強会や体験発表を継続的に実施し、社員同士が助け合い、互いの成功を喜び合える組織へと生まれ変わっていった過程は、多くの参加者にとって大きな学びとなりました。

講演後のコンパ(懇親会)では、塾生から当時の状況について次々と質問が寄せられ、講演では語り尽くせなかった現場の苦労や葛藤についても、安田支店長に率直にお話しいただきました。JAL再建の舞台裏を当事者から直接伺うことのできる、大変貴重で実りある例会となりました。